パステルデナタはご存知でしょうか?ポルトガルの首都リスボンのベレン地区にあるジェロニモス修道院でレシピが考案された伝統焼き菓子です。パイ生地にカスタードクリームをつめて焼いた小ぶりのタルトで、エッグタルトの原形のお菓子として有名です。今回はそのパステルデナタにシナモンの風味がきいた”無糖スパイスあんこ”を入れて作ってみました。
レシピを紹介したいと思います。
材料(6個取りのマフィン型で5個分)
地の材料
- 強力粉 35g
- 薄力粉 40g
- バター 35g
- 塩 小さじ1/2
- 冷水 40ml
クリームの材料
- 牛乳 150ml
- 生クリーム 50ml
- 素炊糖 50g
- 卵黄 2個分
- コーンスターチ 15g
- シナモン、粉砂糖、各適量(トッピング用)
下準備
強力粉、薄力粉、塩、バターを冷蔵庫で冷やしておいてください。
無糖スパイスあんこ入りパステルデナタの作り方
下準備で冷蔵庫に入れておいた強力粉、薄力粉、塩、バターをフードプロセッサーにかけます。
バターがパルメザンチーズのような粉上になったら、ボールに移して冷水40mlを加えます。
生地ををひとつにまとめラップに包み冷蔵庫で1時間以上寝かせましょう。
1時間後、冷蔵庫で寝かせておいた生地を1.5mmの厚さにし、マフィン型に生地を敷き詰めていきます。
そして再び1時間以上冷蔵庫で寝かせます。
鍋に牛乳、生クリームを入れ、沸騰直前で火を止めます。
ボールに卵黄、素炊糖を入れ白っぽくなるまで泡立てます。
それからコーンスターチを加え、粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜていきます。
先ほど、鍋で温めた牛乳、生クリームを少しずつ加えながら、よく混ぜていきます。
すべて加え終わったら、これを鍋に戻します。
中火で粘り気が出るまでよくかき混ぜていき、クリーム状になったところで火を止め冷ましておきましょう。
冷蔵庫で寝かせておいたマフィン型に入っている生地に、冷ましておいたクリーム少しと無糖スパイスあんこを入れます。
ここの状態からさらに残りのクリームを上にかぶせます。
予め250℃に予熱しておいたオーブンで15分間焼きます。
焼きあがったらマフィン型から外し、お好みでシナモン、粉砂糖をふれば出来上がりです。
- AKKO(編集部レシピ)
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