和菓子のアン

ちょっと一福。【参福目:クリスマスに和菓子を添えて】

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あんこ百貨店をご覧になってくださっている皆さんこんにちは、小崎朝美です。

この時期、あたりを見渡してみると、ツリーや電飾、聞き覚えのある音楽が流れて、何となくお祭りムードな雰囲気が漂っています。

クリスマスの時期到来です。

そして、お菓子といえばケーキ!
洋菓子が主役になるシーズンです。

だからといって、
和菓子だって負けてられません。
洋菓子にもまさる魅力は無限大!

ということで今回は、和菓子の魅力が満載の坂木司先生の『和菓子のアン』をご紹介します。

和菓子のアン、梅本杏子

梅本杏子(通称アンちゃん)ちょっとぽっちゃり?の18歳。デパ地下の和菓子店で働き始め、個性的過ぎる店長や同僚に囲まれながら、和菓子の奥深さに魅了されていきます。そして、和菓子を通じてお客さんともふれあい、様々な経験を通してアンちゃんが成長していく物語です。

和菓子=あんこ

決してそんな単純なものではありません。
和菓子の世界はとても広くて大きい!
そんな和菓子の魅力がたっぷり詰まった小説です。

会社員の女性が買うお茶請け「おとし文」に秘められた役員の不正告発。
亡くなった旦那さんへの思いが込められた焼き菓子「松風」。
お客さんと謎解き勝負「お萩と牡丹餅」。

出てくる御菓子にそれぞれメッセージが込められ、和菓子が多彩に活躍!しています。

また
「この国の気候や湿度に合わせ、この国で採れる物を使い、この国の人々の冠婚葬祭を彩る。それが和菓子の役目」
「確かに和菓子と言えば餡だ。・・餅もあればどら焼きみたいなふわふわの生地もあるし、カリカリのかりんとうだってある。つまり。食感に関しては決して洋菓子にひけを取らないのだ。」
「味だって・・色んなフルーツ・・肉桂(ニッキ)やお抹茶など、フレーバーだって負けてない」

と、登場人物の語りを通して、今まで気づかなかった和菓子の魅力をたくさん発見することができます。

色とりどりの和菓子

クリスマスが近づくこの時期、豪華なケーキも良いですが、小ぶりで可愛らしい上生菓子なんてどうでしょう?

季節や生活の中にあるものを用いて、それらをかたどって作られている上生菓子。

本文より
「和菓子は自由でおいしくて、人生に色を添える」

クリスマスがさらに華やかに色づくように、和洋折衷の枠をこえて、和菓子も一緒にいかがでしょうか。

幸せを【ちょっと一福。】プラスして。
さらに楽しくハッピーなクリスマスに致しましょう♪

和菓子向上委員会
小﨑朝美(編集部コラム)
和菓子が大好きな元書店員、現在新米編集者の一福コラム。
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