ちょっと一福。【七福目:バレンタインは干菓子で胸キュン♥】

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あんこ百貨店をご覧になってくださっている皆さんこんにちは、小﨑朝美です。

節分を過ぎると、毎年私は、ソワソワ・・・ドキドキ・・・ワクワク・・・してきます。

そう!バレンタインです。

本命チョコや義理チョコ、友チョコ、そして自分へのご褒美チョコなど、チョコレートのあま~い香りが街中に広がります。
ちょっとしたお祭りのようなイベントですよね。

一方で、和菓子も頑張っています。
最近では、甘納豆のチョコレートやハートのお煎餅など、和菓子屋さんでもバレンタイン向けの商品を続々と出しています。

そんなバレンタインで、今年はどれにしようかな?
と、考えている皆さんにおすすめなのがこちらです。

茶道誌淡交2016年10月号増刊
『干菓子百選 選ぶ楽しみ、贈るたのしみ』

干菓子百選 選ぶ楽しみ、贈るたのしみ

干菓子(ひがし)とは、練り切りやういろうなどの生菓子に対して、「乾いた菓子」のことを言います。
金平糖や落雁(らくがん)、州浜(すはま)や煎餅などが代表的なものです。

これらの干菓子を魅力たっぷりに紹介しているのがこの本です♪

※本文より
「干菓子はかわいらしい遊び心や華やかな色遣いがとても自由な感じがする上に、一つ一つに解りやすい季節感がつまっていてなんとも乙女心をくすぐります。」
「お菓子本体だけでなく、包装紙も紐も一つ一つが細やかで美しく、そのお菓子がどのように大切に、想いを待って作られたかを物語っていると感じます。」

どうでしょう?

金平糖や煎餅などが干菓子だと言われると
素朴でちょっと地味な印象を持つと思いますが

とてもファンシーで華やか、なんだかワクワクするものに感じてきませんか?

落雁

また、干菓子には春夏秋冬や花鳥風月、年中行事などをモチーフに生み出されているものがたくさんあります。

それを様々な器に絵を描くようなイメージで工夫して盛るだけで

「物語を紡ぐ」(※本文より)ことだってできるんです!

さらに、全国の干菓子も彩り豊かに紹介されていて、自分の好みの干菓子を見つけることだってできちゃう!?素敵な一冊です。

(※本文より)
「繊細で奥ゆかしい干菓子」

まるで大和撫子のような和菓子。

バレンタインの時期、チョコレートにときめく女性たちの心を掴むのにはもってこいの御菓子かもしれません。

今年はチョコレートではなく、干菓子で心ときめく素敵なバレンタインを楽しんでみてはいかがでしょうか。

干菓子で【ちょっと一福。】胸キュン♥️して

ハッピーバレンタイン♪

和菓子向上委員会
小﨑朝美(編集部コラム)
和菓子大好き元書店員、今は雑誌の編集者として奮闘中の和菓子と本のコラム。
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