こんにちは!管理栄養士・管理薬膳師の森です!
「わらび餅」と聞くと、皆さんはいつの季節を思い浮かべるでしょうか?
私は、真夏です!
あつ~い夏、「わらび~もち、つめた~くて、おいし~いよ」という声を探しに追いかけていた幼少の頃を思い出します。
氷水でキンキンに冷やされたプルプルのわらび餅にきなこたっぷりかけて食べる。
おいしいですよね~。
実は、薬膳的な視点から見ると、美味しく感じる訳は原料の性質にもあったようです。
薬膳視点で食材原料をチェックするには?
薬膳を考える時は、五味五性が欠かせません。
一般的な栄養学でいうところの、炭水化物やたんぱく質、ビタミンなど、栄養素に分けて考える方法があるように、五味五性は、温度や味という視点から食べ物の効能を分けています。
詳しくは「なぜ薬膳的にも葛饅頭は夏に食べると絶好の和菓子なのか?~管理薬膳師がヒミツ」をご覧下さい。
きな粉ならどんどんわらび餅にかけてもOKな理由
わらびは、薬膳では『寒性』という性質を持っています。
寒性ということは、体を内側から冷やしてくれるので、夏の火照った体を冷ますのにはぴったりの性質ということです。
体感的にも、わらび餅を食べると体がすぅ~っと冷やされる感覚がありませんか?
きな粉は「平性」なので、冷やしも温めもしません。
どんどんかけちゃってください♪
砂糖は「涼性」なので、少し体を冷やす働きをします。
ですので、わらび餅全体を見た時も、体の中の熱を取ってくれるスイーツとなるのです^^
夏の時期にわらび餅が美味しいと感じるのは、単純に甘くておいしいというだけでなく、体の中にこもった熱もとってくれるという訳があったのですね。
体の冷えすぎが気になる時は、白砂糖でなく、黒砂糖を使ったものにすると良いですよ♪
黒い食材は基本的に体を温める性質を持ちます。